2014年8月20日水曜日

「いのちの花〜捨てられた犬と猫の魂を花に変えた私たちの物語〜」

 今月末に発売予定の『いのちの花〜捨てられた犬と猫の魂を花に変えた私たちの物語〜』(WAVE出版刊)の見本をお届けいただきました。
 「自分たちは今まで普通に生きてきて幸せなのに、その小さな幸せに気づけず、不満や愚痴をこぼしている。言葉を使うことができるからだ。でも、動物たちは言葉を話すことができず、不安な気持ちを伝えられないまま、いきなり命を絶たれていた。こんな理不尽なことがあるだろうか?」(『いのちの花』本文より)
 著者の向井愛実さんは、青森県立三本木農業高校在学中に、「殺処分された犬や猫の遺骨をゴミにしたくない!」「この現状をたくさんの人に知ってほしい。そして動物たちの命を大切にしてほしい!」との強い思いから、骨を土に混ぜて花を咲かせると同時に、その活動を通して殺処分のことを周りの人々に伝える『いのちの花プロジェクト』を立ち上げました。
 本書を読み、どうぶつたちの命がゴミのように捨てられ殺処分されるという理不尽な現実に対する、高校生たちのピュアな感性と真摯な行動に心打たれました。本の帯には、動物管理センターに収容されたのち新たな家族に巡り逢って幸せを掴んだ子犬のえびぞう君と、保健所に持ち込まれたのちガス室で殺処分された子猫の写真を掲載していただいています。この本が、人知れず絶たれている命の行く末について、また、その命の尊厳を守ろうと奔走する若き勇者たちの存在について、多くの方に知っていただくきっかけとなるよう祈っています。そして、尊い命が守られ、救われる一助となれますように。
 本の後ろに写っている我が家の末っ子、元捨て猫のニャアちゃんからも一言。「これ、めっちゃええ話やから、ぜひ買って読んでみてニャ♪」