2020年3月8日日曜日

巡回写真展「老犬たちの涙」スタート

不幸な老犬をゼロにしたい…そのために、老犬たちが捨てられている現実と、捨てられた老犬たちの声なき声、そして彼らを守り救うための方法を伝えたい…そんな想いで昨秋、「老犬たちの涙~“いのち”と“こころ”を守る14の方法~」(KADOKAWA刊)を上梓させていただきました。

その後、本を読んで下さった方々から、「自分が営むカフェに本を置いてお客様にも伝えています」「孫にも知ってほしくて、本をプレゼントしました」「辛いけど知らなければいけない現実。これから、自分にできることを考えていきたい」…そんな嬉しいお便りが届くようになりました。

私の願いは、この本にこめたメッセージが一人でも多くの方の心に届き、いつかすべての老犬たちが、家族の一員として愛情に包まれながら天寿をまっとうできる世の中になること。
…その手段の一つとして、今春から、書籍掲載作品の一部を展示する全国巡回写真展をスタートすることにしました。

現在のところ、第一弾は3/15に静岡県富士宮市で。その後、5月に大阪府枚方市、9月に大阪府茨木市での開催が決まっています。

また引き続き、本展の主旨にご賛同いただける主催者さまを大募集中です。興味をお持ちいただきましたらぜひ児玉までご一報ください。展示資材の貸し出し方法など詳細をお知らせさせていただきます。

掲載写真は、高齢のご夫婦に飼われていた老チワワ。認知症を患っていたこの子は、病気がちとなった飼い主さんから「これ以上、世話はできない」と手放され、行政施設に収容されました。


愛しく健気な老犬たちが、哀しい涙を流さずにすむ世の中にするためには、この厳しい現実を一人でも多くの人に知ってもらうことが第一歩になるはずだと信じています。

どうか皆様のお力をお貸しください。

書籍の方もぜひ、手にとっていただけたら幸いです。
https://www.kadokawa.co.jp/product/321905000044/

以下、まずは第一弾の写真展概要をお知らせします。ちいさな命への愛あふれるイベント会場で展示していただけること、心から嬉しく思っています。静岡近郊にお住まいの方はぜひ足をお運びください🍀

《巡回写真展》
「老犬たちの涙~“いのち”と“こころ”を守る14の方法~」

☆会期 : 2020年3月15日(日)
☆会場 : 『第4回Forever運動、その手を離さない』イベント会場
   (焼き鳥元ちゃん/静岡県富士宮市杉田1321-3)
☆時間 : 10時~15時
☆主催(共催3団体) : 「その小さな命守りたいプロジェクト」「Earthwing」「いぬかい組」
☆イベント主旨 : 「繋いだ手はいつまでも離さない」という気持ちが、捨てられたり、保護されたり、殺処分される命を救う…そんな想いをこめて開催。会場では譲渡会や音楽ライブ、物販なども。
☆問合せメール bukizo111@yahoo.co.jp(佐野さん)

2020年2月1日土曜日

写真展「同伴避難」in 島根



『チャージ君は(福島県)双葉郡にある自宅に、お父さん、お母さん、お姉さんと一緒に暮らしていた。自宅は原発から20キロ圏内。地震のあった時、家族はみんな仕事に出かけていて、家ではチャージ君がひとり留守番をしていた。(中略)家族で、避難場所である近くの小学校へ向かうが、体育館の中は人で満杯。ペット同伴で屋内に入るのは無理と判断し、お父さんが、車の中でチャージと一緒に過ごした。その後、原発が爆発し、防災無線で「危ないから、南の方へ逃げろ!」との指令。「役場に集まってみんなでバスで避難する話になってたけど、犬は乗せられない。ほんの数日の避難だろうとは思ってたけど、チャーは怖がりで、1日でも家族がいないと寂しがっから、絶対、置いていけない」』(拙著「同伴避難 〜家族だから、ずっといっしょに…〜」(日本出版社刊)本文より)

本展は、東日本大震災および東京電力福島第一原発事故で被災され、家族の一員である犬や猫を連れて避難されたご家族の絆と、彼らを物心両面で支援した自治体(新潟県・新潟市)やボランティアさんの活動を綴った写真展。同名書籍掲載の写真&文の一部を展示していただきます。

添付写真は、冒頭でご紹介したチャージ君とお姉さん。2011年4月12日、新潟県内の避難所で撮影させていただきました。「大好きだった家にもいつ帰れるかわからないし、ニュースであっちの情報を見るたびに、泣きそうになる。そんな時でも、チャージのとこに行くと、甘えた声で鳴いてスリスリ寄ってきてくれて、そのまま離れないでず〜っとそばにいてくれるんです。私の気持ちをわかって、『大丈夫だよ』って励まされてる気がして、すっごく癒されるし、元気をもらえます」

写真展の会場は、島根県にある、わんこ同伴OKのカフェ『Wagging tail(ワギング テイル)』。“大切な息子”である2頭のわんこ、くう君&ムッシュ誉君と暮らすオーナーの峯谷紀巳子さんが、本展の趣旨にご賛同くださり開催していただくことになりました。この機会にぜひ足をお運びいただき、いざという災害時、家族の一員であるペットをどう守ればいいのかについて考えるきっかけにしていただけたら幸いです。本書は出版元の倒産により絶版になってしまっているのですが、お店に閲覧用の書籍サンプルを置いていただいていますので、そちらもあわせてご高覧くださいませ🍀

《写真展「同伴避難
  〜家族だから、ずっといっしょに…〜」》

【会場】カフェ『Wagging tail』
    (島根県松江市南田町 185)
【会期】2020年2月5日(水)〜25日(火)
    AM9時〜PM6時
    (定休日/12日、17日、18日)
【お問い合わせ】電話 : 0852-67-2960

↓ Wagging tail さんのFBページこちら ↓
https://www.facebook.com/Wagging-tail-628636767636804/

↓ 新潟県の公式サイトにある『備えよう!ペットの災害対策』が大変参考になります!
https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/seikatueisei/1356772474704.html





 

2019年11月8日金曜日

写真展「赤ちゃんネコのすくいかた」in神奈川


 「楽しみながら、猫のことをみんなで考えよう!」と11月30日、神奈川県の情報センター真鶴で開かれるチャリティーイベント『まにゃづるネコ祭り』の会場にて、写真展「赤ちゃんネコのすくいかた~小さな“いのち”を守る、ミルクボランティア~」を開催していただくことになりました。(同名書籍収録作品の一部を展示)
 当日は、猫トラブル解決のエキスパート、NPO法人「ねりまねこ」さんによる特別講演会『飼い主のいない猫対策』が行われ、質問・相談コーナーも。
 猫が大好きな人も、猫を守りたい人も、猫のことを知りたい人も、猫のことで悩んでいる人も…皆様ぜひご参加ください。
 詳細はイベントチラシ&まにゃづるさんのブログ(下記)をご覧ください。
https://manyazuru2828.jimdo.com/news/



2019年9月27日金曜日

『老犬たちの涙』を上梓しました


殺処分問題の取材を始めた1997年から現在に至るまで、愛する家族に捨てられ、行政施設に収容された老犬たちの哀しい瞳に、幾度となく出会ってきました。
動物愛護法の改正などを受けて、犬の殺処分数は減少傾向にありますが、いまだ年間8,711もの尊い命が絶たれています。

人なつこく健康な子犬や若い犬と比べて、老犬の多くは“譲渡先”が見つかりにくく、収容されたが最後、真っ先に“殺処分”対象とされてしまうのが日本の現状です。運良く殺処分を免れたとしても、長年ともに暮らしてきた家族との別れは、老犬の心に深い哀しみと喪失感をもたらします。

昨今の少子高齢化・核家族化の影響によって、高齢になってから子犬を飼い始めたお年寄りが、自らの病気・入院・施設入所・死去などを機に、老犬の世話や介護をしきれなくなり、飼育放棄するケースが全国で頻発しています。
そのほか、看取り拒否、介護放棄、引っ越しなど、様々な理由で行政施設に持ち込まれ、または遺棄され、殺処分される老犬が、あとを絶ちません。

そんな残酷な現実を目の当たりにするたびに、自分の無力さを痛感してきました。

飼い主を信じ、飼い主を愛し、飼い主の幸せを願いながら十数年間、
ただひたむきに生きてきた老犬たちは、なぜ、捨てられなければならなかったのか。
どうすればこの子たちが捨てられない社会をつくれるのか。
不幸な老犬を減らすために、私にできることは何なのか。

……絶望と憤りと自問自答を繰り返しながら、全国各地の行政施設に収容された老犬たちの姿を撮影し、命の現場で奔走する職員さんやボランティアさんたちの声をお聞きしてきました。

そしてこのたび、私にできるメッセージ発信の方法として、写真ルポルタージュ「老犬たちの涙~“いのち”と“こころ”を守る14の方法~」(KADOKAWA刊)を上梓いたしました。



『ひとりの意識が変われば、ひとつの命が救われる』―そのことを、これまで22年間の活動の中で実感してきました。

この本を通じて、1人でも多くの方の心に、捨てられた老犬たちの現実と、彼らの想いが届きますように。そして、彼らの尊い命と心が守られ、救われるきっかけとなれますように。
……そう心から願い、祈っています。

全国の書店にて、9月27日(本日)発売です。
楽天ブックス↓などネット書店でも取り扱っています。
https://books.rakuten.co.jp/rb/16019389/
みなさまにもぜひ、お手にとっていただけたら幸いです。
そして、人間の言葉を話せない老犬たちの代弁者となって、この哀しい現実を、老犬たちの命と心の守り方を、周りの方たちにも伝えていっていただけたら嬉しいです。

この場をお借りして、心よりお願い申し上げます。

2019年9月21日土曜日

ARKカレンダー2020をお手元に(^^)/

昨年に続いて写真撮影を担当させていただいた動物保護団体 アーク(アニマル レフュージ  関西)カレンダーの2020年版が完成しました! 



カレンダーに登場してくれているのは、飼い主に飼育放棄されたり、虐待現場からレスキューされたり、街なかで保護されたり……様々な事情でARKにやってきた子たち。彼らはシェルターで愛情いっぱいのスタッフさんにお世話してもらいながら、新たな家族との出会いを待っています。

カレンダーの収益は、そんな動物たちの尊い命を救い、守り、つないでいくための活動費に充てられます。カレンダーの詳細やご注文方法はARKの公式サイトをご覧ください。


皆様方のご協力をお願いいたします。





2019年9月9日月曜日

写真展「同伴避難」in 島根


チラシ掲載の写真は、福島県浪江町から新潟へ避難してこられたお父さん(当時55歳)と老犬チッチ(16歳)。(2011年4月12日 、新潟市体育館に開設された、ペット同伴可能な避難所にて撮影)
原発事故により、ふるさとでの暮らしも仕事も失ったお父さんにとって、何よりの心の支えはチッチの存在でした。



「うちは男の子がニ人いるから、チッチは三男。人間の子たちはもう自立して家を出て行ったから、一緒に暮らしてるのはこの子だけだよ。チッチは昔から、僕がなでてやると頭を地面にすりつけるようにして喜ぶんだ。そんなチッチの嬉しそうな姿を見るのが、僕の一番の喜びなんだ。
この避難所を出たあと、この子と一緒に受け入れてもらえる家がなかったら、1人と1匹、車での野宿も覚悟してるよ。どんなことをしてでも、ぼくが生きなければ、チッチは生きられない。仕事もなんとか探さなきゃね」

……そう話して下さったお父さん。

その後、引っ越されたペット飼育可の仮設住宅で、家族に見守られながらチッチは天寿をまっとうしました。

動物愛護週間を含む11日間、島根の県央保健所さん主催で開催していただく本展は、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で被災されたのち、家族の一員であるペットとともに避難したご家族と犬猫たちとの 深い絆を伝える写真展です。(同名書籍(日本出版社刊)掲載写真の一部を展示していただきます)

本展/本書では、震災後、どこの自治体よりも早く「動物救済本部」を立ち上げ、ペットを連れて避難してきた方々を支援した新潟県・新潟市の取り組みについてもぜひ知っていただきたいと思っています。

いざという災害時、家族の一員であるペットとともに避難することが当たり前に受け入れられる日本にいつかなれるよう、そのきっかけのひとつとなれるよう、心から祈っています。


写真展の詳細はチラシおよび島根県のHP/FB(下記)をご覧ください。



2019年9月1日日曜日

素敵なチラシが届きました

「はじめまして。わたしは児玉さんが書いた『“いのち”のすくいかた』を読み、捨てられてしまった犬や猫をたすけたいとおもいました。なのでチラシを作ってみました。」

……そんなお便りとともに、鉛筆書きの手作りチラシを送ってくれたのは、関東に住む小学生の女の子。犬や猫たちの想いと、彼らの命を守る方法が伝わる、とっても素敵なチラシです♡





これをコピーして周りの人(家族や友だちなど)に配ったり、どこかに掲示したりしてくれることで、見てくれた人の意識が変わり、尊い命が救われるきっかけになるかもしれません。

私が本にこめたメッセージを受け止めてくれ、『自分にでできることは何か?』と考え、一歩を踏みだしてくれた女の子に、心から感謝しています。
皆さまもぜひ、ご一読くださいませ(^^)/