2013年12月6日金曜日

出版記念写真展 お礼とご報告

 11月28日〜12月3日までギャラリーOK(大阪市十三本町)にて開催させていただきました、「ラスト・チャンス!〜ぼくに家族ができた日」(児玉小枝著/WAVE出版刊)出版記念写真展が無事に終了いたしました。会期中は多くの方にご来場いただき、迷い犬として捕獲されたのち“譲渡候補犬”となり、新たな家族に巡り合うことのできたエル君の想いを伝えることができました。今回の写真展開催にあたりまして、あたたかく大きなお力添えをいただきましたギャラリーOKオーナーの佐々木良子さん、会場まで足をお運び下さった皆様、本当にありがとうございました。
 また、会場にて、エル君の出身施設である神戸市動物管理センターで、譲渡候補犬たちのお世話をされている、公益社団法人日本動物福祉協会CCクロさんへの募金のご協力をお願いしましたところ、多くの方がCCクロさんの活動にご賛同下さり、会期中に45,672円のご寄付が集まりました。ご協力下さった皆様、本当にありがとうございました。集まりました募金は本日、CCクロさんあてにお振り込みさせて頂きましたので、この場をお借りしてご報告申し上げます。
 これからも、捨てられる命が減り、捨てられた命が救われる機会が少しでも増えていくよう、私なりにメッセージを発信していきたいと思っていますので、どうか今後とも皆様方のあたたかいお力添えを賜りますよう、お願いいたします。
                     
                                2013年12月6日  
                                    児玉小枝

2013年10月25日金曜日

「ラスト・チャンス!〜ぼくに家族ができた日〜」出版記念写真展

 フォト ストーリー ブック「ラスト・チャンス!〜ぼくに家族ができた日〜」の出版を記念して、下記の通り、写真展を開催させていただくことになりました。
 本書は、迷い犬として捕獲され、動物管理センターに収容されたのち、ボランティアさんはじめ周りの人たちの無償の愛に支えられ、新たな家族にめぐり逢うことができた超怖がりの子犬・えびぞう君の想いを、写真とことばで綴ったストーリーブックです。
 人間に捨てられ行政の施設で殺処分されている犬は全国で年間4万頭以上。一方、譲渡対象となって命を救われている子の数はその半分にも満たないのが現状です。
 本書および本展が、犬と暮らし始める時、施設に収容されている子を家族に迎えるという方法があるのだという事を1人でも多くの方に知って頂くきっかけとなれるよう、祈っています。
















❖日時 2013年11月28日(木)~12月3日(火)
    11時~17時30分(最終日は15時まで)
❖会場 Gallery OK(ギャラリー・オーケー)
     (大阪市淀川区十三本町1-11-17 ☎090-5042-1484)
❖交通 阪急「十三」駅 西口より徒歩3分(かに道楽の並び4軒目。フレンドリー商店
     街1つ目四つ角の花屋さんを右折れすぐ)
❖入場無料 
❖児玉は会期中ほぼ終日、在廊予定です。
❖本展に関するお問い合わせ s-kodama@dp.u-netsurf.ne.jp(児玉)
❖会場では、書籍の販売や、児玉が主宰する『どうぶつ福祉ネットワーク』製作の“草の根 ポスター”の無料配布もおこないます。

<写真パネル展「ラスト・チャンス!〜ぼくに家族ができた日〜」開催日程>

上記の出版記念写真展にくわえて、全国で巡回開催していただいている写真パネル展「ラストポートレート〜この世に生を受けて〜」の中でも、「どうぶつたちへのレクイエム」「明るい老犬介護」とあわせて、本展「ラスト・チャンス!〜ぼくに家族ができた日〜」の作品を展示していただきます。展示スケジュールは以下の通りです(詳細情報は随時、更新いたします)。お近くの方はぜひ足をお運びくださいませ☆

★福岡   11月上旬
★京都   11月16〜17日 ウィングズ京都(京都市中京区東洞院通
                      六角下3御射山町262)
              11時〜15時
★鹿児島  11月16〜17日 猫と人のいやし処そら猫(呉服町1-18 リンクビル9F)
             11:00〜20:00 一般公開あり
             電話:099-222-2529(そら猫)
             メール:info@sora-neko.jp 
★福島   11月中旬
★高知   11月下旬

★栃木   12月1日  道の駅ろまんちっく村(栃木県宇都宮市新里町丙254)
            「癒しFesta」にて展示
            10時〜17時
            (問)090-3525-8474(野澤さん)

2013年10月11日金曜日

【写真絵本「ラスト・チャンス!」を出版します】  
 迷い犬として捕獲され、動物管理センターに収容された超怖がりの子犬・えびぞう君が、施設の職員さんやボランティアさんたちの愛情によって少しずつ人を信じられるようになり、新たな家族を得て、幸せになるまでを綴ったフォトストーリー「ラスト・チャンス!~ぼくに家族ができた日~」を今秋、WAVE出版さんより上梓させていただくことになりました。現在、出版に向けて準備を進めているところですが、先に書籍のチラシが出来上がりましたので、この場をお借りしてご紹介させて頂きます。  
 本書を通じて、捨てられた子犬の気持ちや、譲渡対象犬をお世話するボランティアさん、そして、えびぞう君を家族に迎えたお父さん・お母さんの想いが読者の皆様の心に伝わり、新たに犬と暮らし始めようと思う時、施設に収容されている子を家族に迎える方法があるのだということ、小さな命を救うために自分にもできることがあるのだということを知っていただくきっかけになれればと願っています。実際の発売はもう少し先になりますが、書店さんでの予約は受け付けていただいているようです。  
 

日本全国の人たちが、一度、犬を家族に迎え入れたなら、その命を「決して捨てない」こと、そして新しく犬と暮らし始めるなら「捨てられた子を救う」こと、この2つのことを実行してくれさえすれば、いつか“殺処分ゼロ”の世の中を実現することだって夢ではないはず。本書に込めたメッセージが、どうか1人でも多くの方の心に届きますように☆

2013年7月26日金曜日

【講演会「同伴避難」〜東日本大震災の現場から〜】

8月8日、アニマルネットワーク亀岡さんの主催で、京都府亀岡市にて講演会を開いていただくことになりました。テーマは「同伴避難」。福島第一原発事故後、ペットとともに避難したいと願う被災者の方たちを全面的に受け入れ物心両面でサポートした新潟の避難所の様子をスライドでご覧いただきながら、そこで暮らすペットとご家族の想いや絆を伝えるとともに、ペット同伴避難に対する新潟の先進的な取り組みについて具体的にご紹介できればと思っています。今回の講演が、いざという災害時、大切な家族の一員であるペットを守るにはどうしたらいいのかについて考え、備えていただくきっかけとなれるよう祈っています。平日のお昼間ですが、もしもご都合がよろしければぜひ足をお運びくださいませ☆ ☆会場の住所や申し込み方法など詳細は下記(亀岡市のHP)もご参照下さい。 http://www.city.kameoka.kyoto.jp/shiminkatsudou/event/douhanhinankouennkai.html


2012年12月6日木曜日

ねこぼっこ

ねこたちとの暮らしは、毎日がココロのひなたぼっこ。気ままに真面目にキュートに日々を愉しむ児玉家のねこたち(総勢8匹)の日常を、写真とコトバで綴っていきます。

「あ〜、あったかくて気持ちええなぁ〜」。我が家の最年少猫
にゃあちゃん、出窓に座って心の底からひなたぼっこを満喫中♪

2012年5月31日木曜日

写真展「どうぶつたちと、ともに生きる」


2012年6/28~7/​3の5日間、『Gallery OK』さん(大阪市淀川区)で、『どうぶつたちと、とも​に生きる』をテーマに、飼い主に捨てられ殺処分されてい​ったどうぶつたちの最後の肖像を写した「どうぶつたちへ​のレクイエム」と、福島第一原発事故によりペットととも​に新潟へ避難したご家族の姿を写した「同伴避難~家族だ​から、ずっといっしょに~」の2作品を同時展示する写真​展を、開催させていただくことになりました(日程など詳​細は一番下にあります)。

イヌやネコといった、ヒト以外のどうぶつを“家族の一​員”として家庭に迎え入れる際には、たとえどんなことが​あろうとも、彼らが天寿をまっとうするまでその命に責任​を持つ覚悟が必要です。…にもかかわらず、現実の日本は​というと、年々、減少傾向にあるとはいえ、全国で年間5​3,473頭のイヌと、160,134匹のネコが飼い主​に捨てられ、ガス室の中で殺処分されています(平成22​年度“ALIVE”調べ。処分方法は安楽死ではなく、大​半が二酸化炭素ガスによる窒息死です)。

飼い主が保健所等に犬猫の引き取り・処分を依頼する理​由としては、「飼い主に従わない」「引越先で飼えない」​「老衰」「離婚する」「家を汚す」「イヌが病気になった​」「夜鳴き」「子猫が生まれたが飼えない」など様々あり​ますが、どれも人間の身勝手な都合によるもの。

2011年3月11日に発災した東日本大震災および福​島第一原発事故による避難の際にも、「避難先がペット禁​止だから」「他人に迷惑がかかるから」「ペットの世話ど​ころではないから」などという理由で、多くのどうぶつた​ちが置き去りにされ、命を落としていきました。この、『​ペット殺処分問題』も、『ペット置き去り問題』も、どち​らも元をたどれば原因は1つ。飼い主が、家族の一員であ​るはずのその子の命に、最後まで責任を持てなかったとい​うことです。

一方、原発事故後、福島県内の避難所や避難バスへのペ​ット同伴を拒否され、行き場をなくしながらも尚、「犬も​(猫も)家族だから」と彼らを見捨てることなく共に避難​を続け、その命を守り抜いたご家族がいます。そして、そ​んなペット同伴家族を温かく迎え入れ、自治体をあげて支​援を続けたのが、新潟県および新潟市。そうした新潟の取​り組みについても、多くの方に知っていただき、それぞれ​の自治体での今後の防災対策の参考にしていただければと​思っています。

本展を通じて、身勝手な人間によって命を絶たれていっ​た子たちの想いと、未曾有の災害時においても家族によっ​て命を守ってもらえた子たちの想い、そして同時に、ペッ​トとともに避難した方たちが彼らから与えられている愛情​や温もりを感じていただき、“家族の一員”としてペット​とともに生きることの意味や責任について、今一度、考え​ていただくきっかけになればと願っています。

私事になりますが、“殺処分が0になる日まで伝え続け​たい”との思いから「どうぶつたちへのレクイエム」の巡​回写真展を始めた1998年から、早14年がたとうとし​ています。当初、年間70万頭を超えていた犬猫の殺処分​数は、動物愛護意識の高まりとともに現在では約20万頭​にまで減少し、行政や民間における「捨てられた命を救う​(犬猫の譲渡)活動」も活発化してきています。とはいえ​、未だゴミのように捨てられ処分される数多くの命が存在​することもまた事実です。そして、この問題の元凶は、飼​い主の「無知」「無関心」「無責任」ではないかと感じて​います。

この間、全国各地の賛同者様のお力を借りて写真展を開​催して参りましたが、私自身が主催して大阪で展示させて​いただくのは、約7年ぶりのことになります。捨て犬・捨​て猫の問題や、殺処分の現状については、未だご存知ない​方も多く、この機会に改めて広く皆様に知っていただき、​問題意識を共有していただければと思っています。また今​回は、昨年、出版させていただいた「同伴避難~家族だか​ら、ずっといっしょに~」収録作品との併設展示で、いざ​とう災害時のペット同伴避難に備えるために必要な意識や​知識についても、伝えていければと思っています。この機​会に1人でも多くの方に足をお運びいただき、「家族とし​て、どうぶつとともに生きる」とはどういうことなのか、​一緒に考えさせていただく場にできれば幸いです。                    児玉小枝

<日時> 2012年6月28日(木)〜7月3日(火)​               
11:00〜17:00(最終日は15時迄​)
<場所>  Gallery OK (ギャラリー・オーケー)       
(大阪市淀川区十三本町1-11-17/電話:090-5042-1484)
<交通>  阪急「十三」駅 西口より徒歩3分(近隣に有料コインP​有り)
<協賛> Gakkery OK(ギャラリー・オーケー)
<入場> 無料




☆本展に関するお問い合わせは、児玉小枝(s-kodama@dp.u-netsurf.ne.jp)までお願いします。展示期間中は終日、ギャラリーにいる予定です。

2012年5月19日土曜日

大阪中央市場の放射能検査説明会

5月18日(金)、『放射能から子どもを守る会・大阪市福島区』さんの主催で、大阪中央市場見学会&放射能検査や食品衛生に関する説明会が開かれ、私は後半の説明会に参加、取材させていただきました。会は、市場の業務管理棟2Fにある食品衛生検査所で開かれ、お子さん連れのお母さんも含めて十数名が参加、スライドを使っての職員さんの話しに熱心に耳を傾けました。  
市場で通常使用しているという鉛製の放射能測定器(シンチレーションスペクトロメータ。約200万円。5カ所の保健所を含めて市内に8台を配備)では、この4月から新たに設けられた,国による放射能の安全基準(100bq(ベクレル)以下)に基づいて、市場で扱う食品の抜き取り検査を行っているとのこと。74bqが検出された霞ヶ浦(茨城県から千葉県に広がる湖)産のワカサギも、100bq以下という基準を満たしているため流通しているとのこと。また学校給食についても、各学校や業者が独自の検査や規制をしない限り、同様の基準で食材として使用されるとのこと。職員さんの、「日本の100bqという基準は世界一厳しいんです」との言葉に対し、お母さんたちから「子ども(が口にする食品)の基準は、ドイツでは4bq、ウクライナでは37bq。日本の規制が厳しいと思っておられるようですが、それは違います。100bq以下であっても、子どもたちに食べさせたくないんです」との声があがり、職員の方が「そうなんですか…それは知りませんでした…」と自らの勉強不足ぶりを素直に認める一幕も。3.11.以降、新たに加わった職務として食品の放射能検査に携わる市職員と、子どもたちの命を守ろうと日夜、勉強を続けるお母さんたちとでは、知識・情報の質や量に大きな差があるようだ。
一方、職員の方も「100bq以下基準」に全く疑問を感じておられないわけでもないようで、特に“発生毒性”(妊娠中の母体にある物質を投与した時に、胎児に対して形態的、機能的な悪影響を起こさせる毒性)については注意が必要と指摘。個人的な意見として、「赤ちゃんがお腹にいて激しく細胞分裂している時期が一番、神経を使わないといけない。生まれていない子ども(妊婦さん)は東北産などの食品は敬遠された方がいいのでは」ともコメントされていました。  こうして日々、私たちの口に入る食品の放射能検査をされている現場の職員さんと,民間の個人や団体が連携して、より安心・安全な食品流通のシステムを作って行ければいいのになぁと感じました。