昨秋、上梓させていただいた「老犬たちの涙〜“いのち”と“こころ”を守る14の方法〜」の台湾版が完成し、見本が届きました。
台湾といえば、2017年2月、行政施設に収容された犬猫の殺処分を禁じる法律を施行。
施行当時の新聞記事によると、台湾では2011年頃から、行政施設から一般家庭などへの犬猫の譲渡率が高まり、2017年上半期で80%に。その理由として、「『犬は買うものではなく引き取るものだ』という小学校での教育や、雑種でも受け入れられるよう特定の品種犬を宣伝しない意識が普及した成果」が挙げられるとのこと。
一方、日本の行政施設に収容された犬猫の譲渡率は43%(犬46%、猫41%/環境省2018年度調べ)。少しずつ上向いてきているとはいえ、台湾に比べればまだまだ低い水準です。
収容された犬猫の中でも特に、高齢の子には譲渡先が見つかりにくく、真っ先に殺処分対象となってしまうのが現状です。
インドに次いでアジアで2番目に〝殺処分廃止〟を実現した台湾の人々が、本書を通じて、日本の老犬たちが捨てられ殺処分されている現状を知り、何を感じ、考えてくれるのか、、、機会があれば、読者の方の感想などお聞きしてみたいです。
日本の皆様もぜひ
日本版「老犬たちの涙」(KADOKAWA刊)にて、私が本に込めたメッセージを受け止めていただけたら幸いです。
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